巣立ち雛が増えるこの時期。遠くから観察していると、一生懸命生きるための方法を教える姿を見かけます。
ぱっと見たところなんだか遊んでいるように見えますが、実は大切なことを教わっているのですね。
親離れして一人(一羽)で生きていくための生存術を全力をかけて親カラスさんは教えているのです。
さて、ぽつんと木にとまる雛ちゃん。どうしたのでしょう。
実はすぐ近くで親ガラスさんが真剣に見つめています。どうやら木から木へ飛ぶ練習のようです。二羽のうち一羽が食べ物を口にくわえています。欲しかったらここまでおいで!ということなのでしょうか?親ガラスさんたちは場所を移動しています。
ようやく雛ちゃんは合流できたようです。
さてさて、雛ちゃん。お腹がすいたのか一生懸命おねだりしています。食べ物をもらえたのですがその後は、いくらおねだりしても親カラスさんはしらんぷり。
自分で探すことを徐々に教えているのかもしれませんね。親カラスさん・・・喉袋にはまだ食べ物があるようなのですが・・・
しばらくすると親ガラスさんたちは少し離れた場所に移動し、じっと雛ちゃんを見つめていました。
巣立った雛のうち立派に成鳥まで生きられるのは一割にも満たないといいます。この番は営巣している頃は3羽の雛がいたようですが、現在は一羽しか見かけません。自然の中で生きていくことの厳しさを感じます。
がんばって立派に育ってね!
13+